けあピアforデイ

今日は何の日?

2月26日  2.26事件の日

桜田門

1936年(昭和11年)のこの日、2.26事件が発生した。
陸軍皇道派の青年将校が、対立していた統制派の打倒と国家改造を目指し、約1500名の部隊を率いて首相官邸等を襲撃し、内大臣・大蔵大臣等が殺害され、永田町一帯が占拠されました。

話題を広げる声掛け

将校達が一番に信じていた昭和天皇は、事件発生時から彼らを「暴徒」や「反乱軍」と見なし、早期の鎮圧を望んでいました。普段は温厚な天皇は、事態に曖昧な態度をとる軍部に激しい憤りを見せ、自ら近衛師団を率いて鎮圧するとまで言い出すほど激昂し、これを受けた軍部は鎮圧に動き出したのです。

声掛けの関連ワード

27日夜、ついに都内に戒厳令が敷かれました。反乱部隊の撤退を命ずる奉勅が下り、赤坂周辺に鎮圧部隊の戦車隊が、東京湾には日本海軍の艦隊が集結。29日には飛行機からのビラやアドバルーン、ラジオ放送で反乱部隊の武装解除を促しました。
ついに将校達は兵士を原隊に帰還させ、自らは自決を図るも失敗し逮捕されたのです。

『今日は何の日』とは?

ふとしたきっかけで昔話に花が咲いたとき、ご利用者の表情がぐっと生き生きするのに気づいたことはありませんか?

「今日は何の日」は、回想法のひとつのプログラムとして、ご利用者がひと時でも“主人公”になれる時間を職員が作っていくグループアクティビティです。
回想法とは、認知症ケアの手法のひとつでもあります。

人は、過去の懐かしい思い出を語り合ったり、誰かに話したりすることで、心の核となる部分を再発見することができます。自分の存在の意味、人生の歴史を見つめ直し、あらためて自尊心を持てるようになるとも言われています。

提唱したのは、アメリカの精神科医ロバート・バトラー氏。1960年代に「過去の経験を振り返り、問題をよく考えれば、解決の方向性を見出すことができる」と主張したのが始まりでした。それまでは、過去を振り返る行為は現実逃避的であり、治療の妨げになるという考え方が一般的だったのですが、実際に効果があることがわかり、回想法は高齢者向けの心理療法として、広く知られるようになりました。

このページでは、毎日ひとつの「今日は何の日」を用意しています。
毎朝、一日の始まりの挨拶の時でも、午後のプログラムを始める前でも、またテーブルごとのご利用者に向けても、グループの中で、回想と発言をしっかり待てるような時間を作ってみることをお勧めします。

『今日は何の日』の活用方法

まず、「今日は○○の日です」という「説明」について、ご利用者のペースに合わせてゆっくり話します。これだけで話に花が咲けば良いのですが、そうでない時には「話題を広げる声掛け」を参考に、ご利用者一人一人に声を掛けるように質問を投げかけてみましょう。これには「声掛けの関連ワード」を付けましたので参考にしてください。

大切なことは、「今日が何の日」であるかをご利用者に教える場ではなく、それをきっかけとして、思い出を語り合ったり、自分の得意分野を誰かに話したりすることで、一人一人が主人公になれる時間を作り出すことです。

そのためには、話題が「今日は何の日」からかけ離れていってもいいのです。話がいろんな話題に広がって、多くの発言を引き出せれば回想法としては成功です。ただし、誰かが傷ついたり、悲しんだりする方向に話が進んでしまうときは、職員が修正をします。

また、話題を広げるヒントを事前に多く用意しておくと、話が詰まって沈黙になるようなことが避けられますので、「関連ワード」などを参考にインターネットで調べるなど、十分に準備して臨むと、より多くの笑顔に出会えると思います。