けあピアforデイ

今日は何の日?

3月25日  電気記念日

電灯

1878年(明治11年)のこの日、東京・銀座木挽町に開設された中央電信局の開局祝賀会が虎ノ門の工部大学校(現在の東京大学工学部)で開かれ、式場に50個のアーク灯が点灯されました。日本で初めて灯った電灯でした。

話題を広げる声掛け

行動の天井に設置されたアーク灯からは、目もくらむような青白い光がほとばしり、講堂をくまなく照らし出しました。その場にいた来賓たちは、「不夜城に遊ぶ思い」と驚嘆の声をあげたといいます。

声掛けの関連ワード

わが国で市民が公の場で初めて電気による光を目にしたのは、工部大学校でアーク灯が点灯されてから、4年後のことでした。
1882年(明治15年)7月、東京電灯会社の銀座二丁目の事務所の前に設置した宣伝用の街灯を、11月1日に点灯しました。

『今日は何の日』とは?

ふとしたきっかけで昔話に花が咲いたとき、ご利用者の表情がぐっと生き生きするのに気づいたことはありませんか?

「今日は何の日」は、回想法のひとつのプログラムとして、ご利用者がひと時でも“主人公”になれる時間を職員が作っていくグループアクティビティです。
回想法とは、認知症ケアの手法のひとつでもあります。

人は、過去の懐かしい思い出を語り合ったり、誰かに話したりすることで、心の核となる部分を再発見することができます。自分の存在の意味、人生の歴史を見つめ直し、あらためて自尊心を持てるようになるとも言われています。

提唱したのは、アメリカの精神科医ロバート・バトラー氏。1960年代に「過去の経験を振り返り、問題をよく考えれば、解決の方向性を見出すことができる」と主張したのが始まりでした。それまでは、過去を振り返る行為は現実逃避的であり、治療の妨げになるという考え方が一般的だったのですが、実際に効果があることがわかり、回想法は高齢者向けの心理療法として、広く知られるようになりました。

このページでは、毎日ひとつの「今日は何の日」を用意しています。
毎朝、一日の始まりの挨拶の時でも、午後のプログラムを始める前でも、またテーブルごとのご利用者に向けても、グループの中で、回想と発言をしっかり待てるような時間を作ってみることをお勧めします。

『今日は何の日』の活用方法

まず、「今日は○○の日です」という「説明」について、ご利用者のペースに合わせてゆっくり話します。これだけで話に花が咲けば良いのですが、そうでない時には「話題を広げる声掛け」を参考に、ご利用者一人一人に声を掛けるように質問を投げかけてみましょう。これには「声掛けの関連ワード」を付けましたので参考にしてください。

大切なことは、「今日が何の日」であるかをご利用者に教える場ではなく、それをきっかけとして、思い出を語り合ったり、自分の得意分野を誰かに話したりすることで、一人一人が主人公になれる時間を作り出すことです。

そのためには、話題が「今日は何の日」からかけ離れていってもいいのです。話がいろんな話題に広がって、多くの発言を引き出せれば回想法としては成功です。ただし、誰かが傷ついたり、悲しんだりする方向に話が進んでしまうときは、職員が修正をします。

また、話題を広げるヒントを事前に多く用意しておくと、話が詰まって沈黙になるようなことが避けられますので、「関連ワード」などを参考にインターネットで調べるなど、十分に準備して臨むと、より多くの笑顔に出会えると思います。